叶いにくいのには訳がある!?~多くの人がやってる祈り方じゃダメ?

こんにちは、古神道と風水の研究家ヒデです。

「お金が欲しい」と神社で祈っているのに、かなわない…

ということはありませんか?

そこで今回は「願い」について考えます。

この記事の目次




1.本当に「願う」のでいいのか?

「念じれば叶う」といいます。

だったら「願ったら叶うのではないの?」と思いがちです。

「願う」とは

「今満たされていない状態で、将来満たされていることを欲する」ことです。

つまり「満たされていない」目の前の現状を肯定し、

未来の「満たされた」状態を空想しているのです。

そのため願うと、

「満たされていない」現状と

「満たされた」空想が叶うのです。

たとえば

「お金が欲しい」という願いは、

「お金に満たされていない」現状と

「お金に満たされれた」空想を叶えます。

つまり「お金が欲しいと願っている状態」を叶えます。

「恋人がほしい」という願いは、

「恋人が欲しいと願っている状態」を叶えます。

2.忘れがちな願いの必要条件

「お金が欲しいという願い」をかなえるのに必要な条件があります。

「お金がない」という状態です。

「恋人が欲しいという願い」をかなえるためには、

「恋人がいない」という状態が必要です。

恋人がいたら「恋人が欲しい」という願いが出てきません。

当たり前ですよね。

しかしよくよく考えてみると、

重大・深刻なことがわかります。

「幸せになりたい」という願いには、

「今幸せでない」という状態が必要になります。

つまり「私は不幸せだ、だから幸せになりたい」のです。

神社参拝で「幸せになりたい」と願うことの問題点がお判りでしょうか?

「私は不幸せだ」と祈っているのです、念を送っているのです。

知らず知らずのうちに、

不幸せを実現してくれと神様にお願いしているのです。

「不幸せだから、幸せを願っている状態」がかなっているのです。

だから参拝時には「願い事をするな」と言われるのです。

以上の理由のほかに、

命を与えて生きていけるようにしてくれている神様に、

さらなる願い事をするのは「足るを知らない」無礼なこと、

という考えもあります。

3.感謝しろと言われる理由は?

逆に参拝時には感謝をしろと言われます。

どうしてでしょう?

感謝の前提は「満ち足りている」「豊かだ」「幸せだ」ということです。

感謝すると豊かさや幸せも同時に祈っていることになるので、

豊かさ幸せがかなうのです。

①「幸せになりたい」の問題点

「幸せになりたい」とは、

「私は幸せではない」と思い込んでいるということです。

幸せか不幸せかは、はっきり線引きできないことです。

他人から見たら不幸せに見えても

本人は幸せに感じていることもあります。

きわめて主観的なのです。

そのため本人のとらえ方次第、もしくは勘違い?

と言っても良いのではないでしょうか。

「幸せになりたい」と強く願えば願うほど、

「幸せではない」という思いも強くなります。

怖くありませんか?

「私は幸せではない」と自分に暗示をかけて、

しかも自分ではそれに気づいていない、ということです…

「幸せではない」の理由を聞いてみると、

「貯金が10万円しかないから」

「右ひざが痛いから」

「パートナーがいないから」

などの答えが返ってきます。

②肯定的に勘違いする

ところで有名な話があります。

コップに水が半分入っているときに、これをどうとらえるか。

「水が半分も入ってる」か

「水が半分しかない」か。

前者は水を肯定的・前向き~「こんなにある」ととらえます。

後者は否定的・後ろ向き~「これっぽっちか」ととらえます。

やる気が起きる・パワーが出るのは、前者ですね。

「水が半分入っている」という事実を

肯定的か否定的か、いわば勘違いすることで結果が異なります。

貯金が10万円という事実だけがあります。

「10万円しかないから、何もできないな~」ではなく、

「10万円で何ができるか」で行くのです。

③良いところに焦点を当てる

「右ひざが痛い」というのも同じです。

整体師さんによると、

施術が終わり「まだ痛いところはありますか?」と聞くと、

患者さんは痛いところを探し始めます。

「そういえばまだ痛いかも」「ここも痛い」など。

しかし「良くなりましたか?」と聞くと、

患者さんは良くなったところに注目して

「軽くなりました」と答えます。

まだ痛みの残る部分は氣にならなくなり、満足感・幸せを感じます。

良くなったことを勘違いし始めるのです。

4.満ち足りていると自分に暗示をかける

何事も「満ち足りている」と意識します。

不足を追いかけないのです。

「もっと良くなる」は現状は「良くない」と否定しているのです。

「金持ちになれる秘訣」「恋人を引き寄せる方法」「あなたが幸せになれる心理学」…

世の中にはあふれています。

これらはみな逆効果なのです。

「金持ちではない」「恋人がいない」「幸せでない」という不足を現実化します。

「私はできている」「私はそうなった」「私は恵まれている」

と勘違いすることです。

たとえば

「くつろげるベッドがある」

「友達がいる」

「休みがある」

「歩ける足がある」

「ご飯を食べられる」

「仕事がある」

「叱ってくれる上司がいる」

「好きな人がいる」

「悲しむ暇がある」

など。

5.期待するから怒りになる

現代の日本人は怒りっぽいと言われます。

怒ることの正体は何でしょう?

「怒りっぽいから」でしょうか?

いくら短気なおじいちゃんでも、かわいい孫を相手にしたら怒らないでしょう。

コンビニの店員がへまをしても、

店員がかわいい女の子だったり、イケメンだったりすれば、

あるいは新人だったり、日本語のたどたどしい外国人だったりすれば、

あまり怒らないでしょう。

この違いは何でしょう?

「上手くやってくれるだろう」「しっかりやるはずだ」という「期待」です。

期待しているのにそれが裏切られたから、怒るのです。

期待するとしんどくなります。

期待通りに進まないと怒りが生じます。

期待しないことで、怒らず幸せでいられます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

幸せ大人婚カウンセラーの妻、小林朋子のブログです。

https://ameblo.jp/doggytomoko/entry-12490456773.html




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