わかっているようで実はできていない、感情との付き合い方

こんにちは、古神道研究家のヒデです。

「感情は車を動かすガソリンのようなもの。

感情に支配されるのではなく利用すればいい」

『アドルフ・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉』小倉広より

人は冷静な判断だけではなかなか行動に移せません。

感情を使うことで弾みを付けるのです。

ですから、感情は行動を促進したり、やめることを促進するために使われます。

例えば、あなたが付き合っている異性に対して「結婚したいな」と思ったとしましょう。

しかし結婚には様々なリスクがつきまといます。

そんなとき、あなたの背中をぐっと押してくれるのが「感情」なのです。

「好きだ」[一緒にいたい]といった感情がこれらの不安を吹き飛ばし、

結婚を前に進めてくれるでしょう。

また「感情」はブレーキの役割を果たす時もあります。

「何となく嫌な感じがしてやめた」等はその好例です。

アクセルを踏むか、ブレーキを踏むか。

それは自分自身が決めています。

感情に支配されるのではなく、うまく感情を支配すればいいのです。

感情という心の声にじっと耳を傾けることで、一歩踏み出す、

もしくは退くきっかけが見つかるかもしれません。

どうすべきは、自分の感情がすでに良く分かっているのです。

「合格したい!」「やりたい!」「成功したい!」という感情が強いほど、

うまく行くのはわかります。

しかし退くための感情は、今まで良くないものという思い込みがありました。

例えば、

「あの人嫌だなあ」という感情に対しては

←「どんな人とも仲良くしないとダメだ」という価値観により、押さえつけられてきました。

こっちが嫌だと思っているのは相手にも伝わるのでしょう、

その人との付き合いは上手く行きませんでした。

振り返ってみると、

マイナスの感情が自分に何かを伝えていることも多かったように思います。

「感情」をよく聴いて、判断の一つにしたいものです。

こんな言葉もあります。

「『怒りっぽい性格の人』など存在しない。

『怒りという感情をしょっちゅう使う人』なのだ。

生まれ変わる必要はない。

感情の使い方を変えればいいだけなのだ。」

性格は変えることはできない、と思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし性格を変えることは、生まれ変わることではありません。

持っているものの「使い方」を変えることなのです。

怒りを持つか持たないかではなく、

怒りをどのように扱うか、怒りをどのくらいの頻度で利用するか、を変更すること。

「怒りっぽい」と言われる人でも、

相手が上司や大事なお得意先、可愛がっているペット、かわいい孫だったら、どうでしょう。

通勤電車の中で足を踏まれても(ぶつかられても)

相手がきれいな(カッコいい)人だったら、どうでしょう。

とても辛くてこの人の前では愚痴を言える・泣けるが、

他の人前ではしないし辛さも出てこないとか。

こうしてみると、普段から感情の使い分けをしているのではないでしょうか。

それに気付きつつ、さらに意識的に広く行ってみてはどうでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする