大嘗宮の様子~主催したツアーでの模様

こんにちは、古神道の研究家ヒデです。

11月18日から12月8日まで

大嘗祭に使われた大嘗宮が一般公開されていました。

それにあわせて見学ツアーを開催し、

おかげさまで無事に終えることができました。

合計20名の方にご参加いただきました。

参加された皆様には感謝申し上げます。

ありがとうございました。

当日は

1時間レクチャーを行い、それから見学に向かいました。

予備知識があることで見どころがわかるからです。

そのレクチャー内容を次回ブログに書きます。

今回は大嘗宮や二ノ丸庭園の様子などを書きます。

この記事の目次




1.皇居に向かうまで

大嘗宮とは、大嘗祭が執り行われる、臨時のお宮です。

大嘗祭の詳細は後程ブログにします。

昭和天皇までは京都御所に設置されました。

平成2年から、東京の皇居東御苑・本丸跡で行われ今回が2回目です。

下は宮内庁の地図ですが、

「天守閣跡」「桃華楽堂」のすぐ南側の芝生(緑色に着色されている)

に設営されます。

大嘗宮見学するときは、

皇居・宮内庁の通用門、坂下門から入ります。

その手前で手荷物検査・ボディチェックがあります。

下の写真が坂下門です。

右奥に宮内庁の屋根が見えます。

坂下門を過ぎると左側に宮殿が見えます。

一般参賀の時に天皇陛下・皇后陛下や皇族方がお見えになる長和殿があります。

宮内庁の前を通り過ぎ右へ行くと富士見櫓が見えます。

現存する江戸城の建造物で最大です。

あまり通れない三の丸エリアなのでワクワクします。

天皇陛下がお乗りになる馬車をひく馬の部署があります。

2.大嘗宮に到着!

三の丸から上り坂を行くと、

本丸の南側に到着し大嘗宮が遠望できます。

この辺りは江戸時代、大名たちが将軍に謁見するためにたどった道です。

目の前の芝生が表御殿。

奥の大嘗宮のあたりが大奥です。

ごらんの人だかり。

清水建設が10億円の費用で3,4か月かかりで建設しました。

茅葺(かやぶき)が伝統ですが、費用を抑えるため板葺きです。

鳥居も古代の様式、木の皮をむかない黒木鳥居です。

西側から見たところ。

左側の、屋根に千木(ちぎ)という突き刺さったような木の棒がある建物が

主基(すき)殿です。

この建物で天皇陛下が祭祀を執り行われました。

祭祀の建物は2つあり、

東側に悠紀(ゆき)殿、西側に主基殿です。

前者は東日本で収穫された米を天照大御神に捧げる建物、

後者は西日本で収穫された米を捧げる建物です。

下の写真が、北西から見た様子です。

右側に主基殿、その奥に悠紀殿が見えます。

屋根に千木がある建物です。

左側の建物が廻立(かいりゅう)殿といいます。

天皇陛下が祭祀を行う前に身を清めて、白い着物に着替える建物です。

大嘗祭は悠紀殿と主基殿で合計2回行われます

そのため、その都度廻立殿で清めて衣服を整えてから、

それぞれの建物に向かわれます。

その様子が下の写真です。

平成2年の大嘗祭です。

上皇陛下が執り行われました。

大嘗宮を後方から見たところ。

丸の内・大手町のビル群と古代の様式の建物。

ギャップが素晴らしいです。

3.二ノ丸庭園

帰りは二ノ丸庭園を散策して大手門へ向かいました。

右側が本丸の石垣、左側が二ノ丸庭園です。

紅葉が美しかったです。

江戸時代の諏訪の茶屋です。

池には上皇陛下が品種改良を考えられた、ヒレナガニシキゴイが泳いでいました。

その名の通り、ヒレが長い鯉です。

この池にしかいない貴重な鯉なので、皇居東御苑にこられたときはご覧ください。

皇居東御苑は、入場無料で、

月曜金曜や年末年始を除く日の午前9時から午後4時ころまで(季節により変わります)

予約など無しで入れます。

詳しくは以下の宮内庁のホームページをご覧ください。

手荷物検査があります。

https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html

最後までご覧いただき、ありがとうございました。




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