簡単にできる神道の行法4つ~心を鎮めたり健康に役立つ

こんにちは、古神道と風水の研究家ヒデです。

神道に行法がありますが、「難しそう」「つらそう」「大変そう」と思われがちです。

しかし心を鎮め、呼吸を整え、適度な運動で、健康・長寿になる効果があります。

そこで、日常生活で取り入れやすい易しい行法を紹介します。

この記事の目次




1.はじめに

古事記の冒頭に宇宙創成の神アメノミナカヌシ(天御中主)神が出てきます。

この分霊(わけみたま)を受け継いだのが、直霊(なおひ)です。

直霊の働き方が、四つの魂に分かれて活性化されるという、

一霊四魂の考えが古代からあります。

四魂とは

●荒魂(あらみたま)~肉体、行動力

●和魂(にぎみたま)~協調性

●幸魂(さきみたま)~慈悲、他に尽くす心

●奇魂(くしみたま)~才能能力

です。

日常生活で忙しかったりストレスが大きいと、

四魂も力が低下していることがあります。

これらを活性化させ、直観力や精神性を強化するのが、以下に紹介する行法です。

今風に言うと、潜在能力開発法やメンタル強化法のようなものです。

明治から昭和にかけて活躍した川面凡児(かわつらぼんじ)は、

多くの神道の流派を学び、多くの行法を残しています。

この方は神道の世界ではとても有名な方で、

以下の行法も多くがこの方の残したものです。

2.振魂(ふるたま)~丹田に氣を集める

精神統一・集中の行法です。

右手を左手にかぶせて玉を包むような手の形にします。

その両手をへその前に置きます。

丹田と言われる氣の集中する場所です。

その両手を上下に振り動かし魂を活性化します。

魂・氣が分散しがちなので、それを一か所にまとめる行法です。

体を振動させることは、

宇宙の波動に共鳴させるということです。

揺らしながら

「アメノミナカヌシ」「「祓戸の大神」「天照大御神」など

連唱することもあります。

ちなみにこの座り方は安座(あんざ)といいます。

安座と胡坐(あぐら)は同じ座り方とされることもありますが、

胡坐のように足を組まないことで、

足・脚のしびれや腰の痛みがしにくい比較的楽な座り方です。

3.天の鳥船~胸など上半身(胴体)

主に上半身の血行促進と精神集中です。

やや激しい運動を伴ったもので、小さな舟で櫓を漕ぐ動作です。

三段階に分かれます。

第一段は、左足を左斜め前に踏み出します。

両手親指を握りしめて前下方に突き出しながら、「エーイ」。

次に両手を肩のあたりに引き寄せながら「イエーイ」。

これを繰り返します。

適度に繰り返したら、振魂を行い魂を整えます。

第二段は、右足を右斜め前に踏み出します。

第一段と同じ要領で、両手を突き出す時に「エイ」。

引き寄せるときに「ホッ」。

繰り返して振魂を行うのは同じです。

第三段は、左足を左斜め前に踏み出します。

両手を突き出す時は手を開き、「エッサ」。

引き寄せるときは両手を握り、「イエッサ」。

同じように繰り返して、振魂を行います。

両手を引き寄せるときに胸を開くので、

胸筋・背筋の運動、肩の血行促進になります。

4.息吹長世(いぶきながよ)の法~長呼気法

気持ちを落ち着かせ、老廃物を出しやすくする呼吸法です。

息長帯姫命(オキナガタラシヒメノミコト)にちなんだ呼吸法です。

丹田呼吸法の一種で、ゆっくりしっかり長く吐くという長呼気呼吸法です。

「呼」とは息を吐くこと、「吸」とは文字通り息を吸うこと。

呼吸とは、先に息を吐いてそれから吸う順番です。

息を吐く呼気を特に長くする呼吸法です。

息が長いから健康で長生きもできるし、釈迦もこの呼吸法で悟りを開いたとされます。

ヨガや密教でも同じような呼吸法があります。

実現したい願望があるときは、

不要なものを呼気とともに吐き出し、必要なものを吸気とともに吸い込む、

イメージしながら行うと、実現が早まるようです。

不要なものは、たとえば不安や恐れ、心配事、思い込みなど。

必要なものは、幸せ・豊かさ・喜びなど。

5.日拝~太陽エネルギーを受ける

太陽エネルギーを受けて元氣になります。

江戸時代末期に岡山県の神職の黒住宗忠という人が病で死にそうになった時に、

日の出の太陽を拝み、太陽のエネルギーをいただいて病から回復したとのことです。

それでお天道様を拝む「日拝の行」が黒住教という教派神道の重要な行になりました。

毎朝、日の出の太陽を拝むというこの行は、

太古の昔からご先祖さんたちがつづけてきたことです。

やり方も難しくなく、合唱した両手を開いて両手で太陽のエネルギーを受ける

または、両手で擬宝珠(ギボシ)の形を作り、両手の間から太陽を拝みます。

太陽の光は弱めの朝日といえども直接見るにはまぶしいです。

しかし日拝で両手で太陽光を遮りつつ間から太陽を拝むので、

まぶしさは幾分和らぎます。

静かに呼吸を整えながら、命あることを感謝しつつ、

1分から数分間拝みます。

太陽エネルギーをいただいた人が病人に手をかざすと、

そのエネルギーが注がれます。

癒しの手などと言われ、手かざし/ハンドヒーリングできる

手にする方法の一つとして、古来から受け継がれています。

私もレイキをやっていますが、日拝でさらにパワーが増したように感じます。

鬱や引きこもりの人が太陽光を浴びると、

状況が改善することが多いそうです。

6.まとめ

精神統一や血行促進、老廃物除去、呼吸法、太陽エネルギーの受け方など、

比較的やりやすそうなものを紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

お役に立てれれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

婚活カウンセラーの妻のブログです。

https://ameblo.jp/doggytomoko/entry-12414454280.html




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