奈良県最強のパワースポット、天河弁財天社に参拝する案内を書きます。
実際に私たちが2018年10月に参拝した旅行プランを紹介します。
この記事の目次
1.天河弁財天社とは
奈良県南部の吉野郡天川村にあります。
古代からの聖地、吉野・高野山・熊野に囲まれた場所です。
正式には「天河大辨天社」(天河神社)といいます。
弁財天さん(市杵島姫命~イチキシマヒメノミコト)を祀り、芸能の神様として知られます。
弁財天さんをお祀りする神社は他に、
●江島神社(神奈川県)
●竹生島神社(滋賀県)
●厳島神社(広島県)
があります。
上3つで日本三大弁財天ともいわれますが、
江島神社の代わりに天河を入れて三大弁財天という説もあります。
天河を加えて四大弁財天、あるいは宮城県黄金山神社を加えて五大弁財天
という説も。
また天河は弁財天のトップという位置づけの説もあります。
深い山奥にあり、
道路が整備されていなかった昔は、容易にたどり着けない所でした。
「縁がないとたどり着けない」と言われます。
2.天河弁財天社までの行き方
バスもありますが、一日3本と本数が少ないです。
NAVITIMEで検索しました(2019年2月3日現在)。
下市口駅から天河弁財天社へは。
https://www.navitime.co.jp/bus/diagram/timelist?departure=00031441&arrival=00031818&line=00009835
天河弁財天社から下市口駅までは。
https://www.navitime.co.jp/bus/diagram/timelist?departure=00031818&arrival=00031441&line=00009835
下市口駅から8時台のバスに乗ると天河に10時前到着。
5時間滞在で15時半前のバスで帰るか。
あるいは
下市口駅から13時台のバスだと天河に14時半到着。
2時間滞在で16時半前のバスで帰るか。
いずれかになるでしょう。
…どうしよう(汗)
縁がないと行けない所というのはそうみたい…
今回は、妻のつながりで大阪在住の天河☆マヤ暦リーディング・ナビゲーターの
望月やまこさんにリトリートツアーを頼み、夫婦でやまこさんの車で行きました。
※ もう行っていないようです。残念
私たち夫婦は、前夜に東京・新宿から夜行バスに乗車。
早朝6時過ぎに奈良県入りしました(天理駅前)。
日本最古の道である、山の辺の道を散策。
大和一宮である大神神社を参拝したりしました。
JR桜井線・近鉄橿原線を使い、
近鉄吉野線の下市口駅に9時33分到着。
ここでやまこさんと待ち合わせをしました。
やまこさんはすでに到着していて、早速やまこさんの車で天河へ。
途中、道の駅・黒滝にて、力こんにゃくを食べました。
シンプルだけど、味が染みていておいしい~
朝10時頃でも、立ち寄る人が多かったです。
3.天河弁財天社にて
10時半ごろ天河弁財天に到着。
これは天河弁財天社独自の鈴で五十鈴(いすず)といいます。
日本神話に出てくる天照大神(アマテラスオオミカミ)が
岩戸に隠れた天岩戸神話があります。
芸能の女神、天宇受売命(アメノウズメのミコト)が、
ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)を持って舞いを舞ったところ、
岩戸が開かれ、天地が明るくなりました。
この神代鈴と同じものが、五十鈴とされます。
これをかたどったお守りが頒布されています。
私もペンダント型を購入し、外出するときはよくつけています。
「いくむすび」「たるむすび」「たまめむすび」という意味があり、
魂の進化に必要な三つの魂の状態(みむすびの精神)を表しています。
さすが芸能の神様、到着した時点で琵琶の奉納演奏が行われていました。
演奏の終わった後、11時半に祈祷を受けました。
階段の上がり方・下がり方は、
私たちが日常行っている、足を左右交互に進めるのではありません。
右足を先に進め、次に左足を右足の隣に持ってくる。
また右足を進め、次に左足を右足の隣へ。
このように上がり下がりします。
やまこさんに撮っていただいた写真。
虹色の光が移っています☆
こんな心地よい池もあります。
この辺りは修験道の聖地なので、
修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)~役小角(えんのおづの)を
祀るお堂がありました。
飛鳥時代の方で、天河弁財天社を開きました。
天から降った石!?もありました。
いろいろ案内いただきました。
4.周りを散策
近くの来迎院では、樹齢800年を超えるとの銀杏の木。
ゼロ磁場です。
やや離れたみそぎ殿では、普段めったに開いていない扉が開いていました。
開いていることは珍しいそうで、開いていればラッキーです。
向かい側を上っていきます。
見晴らしの良い高台が祭場になっています。
磐座です。
昼食は遅めの13時半でしたが、茶粥と鮎塩焼き定食。
懐かしい味。
昼食後、みたらい(御手洗)渓谷を散策。
青い水面が美しかった~
行った時期は10月でした。
紅葉はきれいだろうなあとしみじみ。
川沿いの林道を歩いていきます。
大聖大権現社です。
落ち着いた雰囲気。
龍泉寺では大祭の準備中でした。
岩の下からしみだしている水がきれい。
本堂天井の龍の絵、迫力がありました~
自分で調べていくと、結構大変だったろうな~
やはり知っている人に連れて行ってもらうのが確実だと、しみじみ実感。
5.丹生川上神社下社
なんと丹生川上神社下社にも案内していただきました。
この時点で16時くらいだったと思います。
天河からは車で15分くらいだったかと。
官幣大社(朝廷・政府から幣帛がささげられる重要な神社)です。
ここにもお参りできるとは思っていなかったので、感激!
水の神様を祀ります。
この地に自生する榊が、朝廷などで使用された本当の榊、ということです。
やまこさんは宮司さんともお知り合いで、
拝殿の中に入れさせていただき、お話を聞かせてくださいました。
工事中ですが、
拝殿の後ろに階段状の建物があります。
建物内の階段を上った先に本殿があります。
スゴイ作りです!
下の岩に左から右に水が流れており、
6月の夏越の祓や12月の大祓のように、
人型の和紙で全身の穢れを祓って、
この水に流すことができます。
もちろん和紙は水に溶けます。
黒と白の神馬がいました!
前髪(?)が額で横一直線にカットされていて、かわいい☆
17時すぎに出発。
宿泊先の大和八木駅まで送っていただきました。
18時半近くです。
ありがたや~
以上ですが、一日でこれだけ回れるのはすごい!
熟知しておられる方にリトリートしてもらえるのは、
ありがたいとつくづく思いました。