こんにちは、古神道研究家のヒデです。
私たちは太陽や水、きれいな空気を作る森、稲など自然にいかされています。
温かい太陽、きれいな水や空気、食べ物、
住まい(木材やコンクリートは石灰石が原料)、服(綿や石油が原料)、…
恵まれています。
それを忘れがちになるので、
「こうだったら良いのに」と不平不満ばかり出てきます。
幸せの基本は、恵まれていることをピックアップして、
そのありがたみを感じて幸せだと思うこと、なのです。
ご先祖さんに命のバトンをつながれていることで、
私たちが生まれました。
何代ものご先祖さんは、生活するのが大変で、
人生を投げ出したくなる時もあったでしょう。
それをこらえて子供たち孫たちを育ててくれたのです。
ありがたいことです。
このありがたい自然・ご先祖さんを、神々として大事にします。
これがキリスト教などと異なるところです。
神道では、神は私たち人間と近い存在・血のつながっている存在、
ととらえます。
私たちは神々の子なのです。
そのため私たちも、
神として力を発揮することができるはずです。
私たち自身を尊重するという前提です。
しかし不安・心配・欲・浮かれすぎ・執着・こだわり・我などにより心が曇り、
本来の力を発揮できないことが多々あります。
そこでその心の曇りを祓い、心を鎮めることが必要になります。
その方法として、
清々しい気持ちになる神社参拝や祝詞奏上、鎮魂の行法、瞑想などがあります。
神道は清き心・明き心・直き心を徳目としているのは、
それが本来の生き方だからです。
神道には以下の分野・側面があります。
①祭祀
神様をお祀りする・奉仕することで、神々の力とむすばれます。
神の力と一体になることで、私たち自身に力をみなぎらせる、
思いを実現させるのです。
神社の神職だけでなく、自宅の神棚をお祀りすることも入ります。
②霊的側面
スピリチュアルカウンセラーや霊媒師、霊能力者など、
神様からのメッセージを伝えることです。
古代の巫女は神がかりして、神の言葉を伝えました。
審神者(さにわ)とは、いかなる神か判断する神職です。
亀の甲羅や鹿の骨を焼いて吉凶を占うこともありました。
③歴史・神話・民俗
神道の成り立ちや古代史、神話の秘密などです。
神社が形成される過程や神社のしくみもこれに入ります。
④哲学・生き方・心
どう生きたらいいのか、神々や昔の人からのヒントです。
●気がかりをなくす
●人は神々の子孫で偉大な力を持っている
●満つれば欠ける
●あいまいのススメ
●ゆるみがあるから切れない・倒れない
●教えを設けないから、批判しあわない
●周りはみな神々と思うことで感謝できる
●常若~日々新たに
生き方(生きる道)を伝えてくれているので、
神「道」と言われます。
詳細は過去に書いた私のブログをご覧ください。
以上です。