万物そして素粒子のような小さいものでも神として、味方になってもらう

こんにちは、ヒデです。

古神道とは何?今ある神社と違うの?

疑問を持つ方が多いです。

今回は古神道について書きます。

この記事の目次




1.古神道と国家神道・神社神道

神道というと何をイメージしますか?

国家神道をイメージする方も多いでしょう。

国家神道とは、明治政府が人為的に権力的に作り出した神道です。

というのは…

幕末から明治にかけて欧米列強は

アジア・アフリカの広大な地域を植民地にしていました。

日本も植民地になりかねない危ない立場だったのです。

欧米列強に対峙するため、強い精神的支柱を作ることにしました。

欧米にキリスト教があるなら、

日本には神道がある。

神道を強化しよう!

皇室の祖先の天照大御神を中心に据えて、

かかわりが深い神は序列が上。

かかわりが薄い神は序列が下。

古来、神々はそれぞれ役割があるだけで、

序列の上下があるわけではありません。

太陽の神天照大御神は、山の神や海の神より上、そんなわけではなかったのです。

ところが国家神道では序列ができます。

天皇を崇めさせるために

祖先神天照大御神を最高神として、

崇めることにしたのです。

また、

それまで神と仏、神社と寺は一緒でした。

江戸時代までは

神と仏は同じもので、日本では神、インドでは仏という。

だから神社も寺も、本来は同じ神と仏を祀っているに過ぎない、

という神仏習合でした。

それを分離します。

神仏判然令といいます。

神と仏は別々なのだ、一緒にするなんてとんでもない!と。

神を祀る神社は、仏を祀る寺より上だと。

神社に奉職する神職は、国などから給与をもらう公務員だった、

このことでもわかります。

戦後この国家神道が廃止され、

神職は公務員ではなくなりました。

それぞれの神社は独立した宗教法人となりますが、

各神社は生活するために稼がないといけなくなりました。

これらの神社を統括するのが、神社本庁です。

神社本庁に所属するのが神社神道と言います。

神社本庁に属さないのを教派神道と言います。

たとえば

出雲大社教、天理教、大本、金光教、黒住教、…

このような流れですが、

国家神道以前のもともとの神道を、古神道と言います。

2.古神道の考え

では古神道はどんな考えなのか?

古来より日本人は、物にも魂・心があると考えてきました。

だから物を大事にしてきました。

物言わぬ動物も虫も、親近感を持って接しました。

神の使いとして、

キツネ(稲荷)、サル(日吉)、蛇(大神神社や出雲)、牛(天神)を大事にします。

「ワンちゃん」「猫ちゃん」「鳩さん」「トンボさん」と呼びます。

昔も家畜の牛や馬も大事にかわいがっていました。

「今日もよろしくな」「ご苦労さん」と声かけたり。

家畜だからとこき使いません。

こき使ったら、「血も涙もないひどい奴だ」周りから白い目で見られます。

動物だけではありません。

長寿の樹木には注連縄を張って神木とします。

巨木には人が集まってきて寄り添います。

花や果樹も「おはよう」とか「今日も元気だね」など声掛けすると生育が良いそうです。

何十年も前から、野菜果物にクラシック音楽を聞かせている農家もあります。

みな魂・心を持っている…

草木も岩も皆神として大事にします。

山の神・海の神と言いますが、皆神です。

それらを形作っている素粒子も神として尊ぶことで、神として働いてくれます。

五感を超えた存在・ミクロの存在も、私たちの味方になってくれる、

というのです。

あらゆる森羅万象と仲良くなろうと、言う考えです。

信じる・信じないは自由ですが…

同じ種類の食べ物が2つあって、

「ありがとう」と声掛けした方は長持ちし、

「ばかやろう」と声掛けした方はすぐ腐ります。

肌にきれいだねと声をかけると、きれいにみずみずしくなります。

疲れた足に「いつもお世話になってます、ありがとう」とねぎらうと

疲れが取れてきます。

水に良い言葉をかけて凍らせると、きれいな結晶になります。

怒っているときの吐いた息を集めて虫を入れるとすぐ死ぬそうです。

怒りは毒を発生させているようです。

このように思い・言葉はミクロなレベルにまで影響を与えているのです。

3.古神道の自由・のびのびの考え方

氣という漢字は、中に「米」があるように、

四方八方に矢印が向かっているさまを表します。

のびのびとして自由自在だからこそ、力を発揮できるのです。

楽という字も、手足を伸ばしてのびのびしているさまを表します。

囚われるは、人が四角い枠の中に入ってます。

十字架を背負っているのが、困るという字。

自分で自分を苦しめているのです。

宇宙の成功のシステムは、楽なのです。

ティール組織という考えがあります。

自由自在に動けることで、パフォーマンスがよくなるのです。

目標もプロセスもノルマも設定しないのです。

人体にも37兆2千億の細胞がありますが、

猛獣に襲われた時など、いざとなったら一丸となって動きます。

脳が指令を出していたら遅れます。

全身のセンシング・感覚が大事なので、

とっさに動けるよう、目標もプロセスもノルマも設定しないのです。

4.ゼロは無しではない

エネルギーが充満している場所があります。

ゼロ磁場といいます。

プレートのせめぎ合い、両方からの力が拮抗している所です。

プラスとマイナスの力が同じでとどまっているので、

見かけ上は力がないように見えます。

ゼロは何もないではない、すべて入っている…

そういうところがパワースポットになります。

熊野・伊勢神宮・分杭峠・諏訪大社・鹿島神宮・香取神宮

中央構造線やフォッサマグナと呼ばれる場所に集中しています。

そのような場所に訪れることで、心身リフレッシュできる…

古代人はそれがわかっていたから、そこに神社を置いたのです。

場所の力で癒すというのが、古神道です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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