神話で暴露されている神様の恥ずかしい失敗談~見習って人間も成長しよう

こんにちは、神道研究家のヒデです。

神様にすがれば救ってくれると考えている人が多いようですが、

そんなことはありません。

というのは神様は失敗するし完ぺきではないからです。



神様は全知全能で完璧だと思われがちです。

しかしそれなら人間同士が神様で殺し合う宗教戦争は起きないでしょう。

なぜ神様は手をこまねいているのでしょう?

目の前で神様の信徒同士が殺し合いをしているのに、止めないのでしょう?

人間が環境破壊して荒れ地・砂漠が広がっていくのを、

なぜ食い止めないのでしょう?

貧富の差により、極貧で餓死する人や医療を受けられず病死する人、

教育を受けられず一生貧乏暮らしから抜けられない子供たち、

どうして救わないのでしょう?

それは神様は全知全能ではないからです。

人間が幸せになるように計画してチャンスや出会いや仕事を用意します。

しかし神様の思ったように

人間が動かず、計画通りにならないことは多々あります。

神様は人間を操ることはできないからです。

そもそも古事記・日本書紀に書かれている神話、

つまり神様の言動は、失敗・ミスが多いです。

風土記もありますが、例をあげます。

詳しい物語は、お調べください。

●イザナギとイザナミはヒルコという障害児を産むが葦舟に乗せて海に流す

⇒ひどい!しかしヒルコは拾われてエビス神として西宮神社などで祀られる

捨てる神あれば拾う神あり

●イザナミは火の神を産んで亡くなり、イザナギは怒って我が子を斬り殺した

⇒怒りを抑えられず我が子を殺すなんて!

●妻が恋しいイザナギは、死者の国に行ってはならないという掟を破る

⇒神様がルール破るなんて…

●イザナギは「のぞかないで」という妻との約束を破ったために、イザナミは激怒、離婚

⇒神様なのに、約束破って離婚ってどういうこと~

●イザナミはあなたの民を1日1000人を殺すと脅す

⇒ヒステリー?腹いせ?関係ない民の人たちを虐殺するのか!

●スサノオは青年になっても母恋しさに泣いてばかり

⇒神様なのにみっともない!

神様としての自覚がないのでは?

●スサノオは地上世界を治めよという父の命令を聞かない

⇒神様なのに親の言うに従わないの?

地上が治まらないと、人々が困るじゃない

●天照大御神は、弟スサノオが侵略しに来たと誤解して恥をかく

⇒問題児のスサノオならその思うのも仕方がないかも…

●スサノオは「俺が正しかったじゃないか」と高ぶって乱暴始める

⇒困った神様(汗)

●スサノオは生きた馬の皮をはぐなど極悪非道の限りを尽くす

⇒暴力団・チンピラも真っ青!!

●八百万の神々はスサノオが怖くて注意できない・見て見ぬふり

⇒人間界でもよくある

●天照大御神は天の岩戸に引きこもる

⇒嫌になった気持ちはわかる

●天照大御神に出てもらうため、アメノウズメがストリップダンス

⇒神様だからといっておカタくない

●接待してくれた食べ物の神様をブチ切れて殺すツキヨミ(記紀で異なる)

⇒ひどいね~

●スサノオがヤマタノオロチをべろべろに酔わせて斬った

⇒スサノオは他の神々に酒呑みを強要したことがあって、

その悪知恵が働いたのでは?

●優しい・いい人のオオナムチが兄神たちにいじめられる

⇒神々にもいじめがある!

●末弟のオオナムチを殺す企みをした兄神たち

⇒神々も殺人(殺神)するのか!

●兄神たちは、因幡の白兎に間違った治療法を教えて、白兎は痛くて苦しむ

⇒動物虐待なのか、あるいは治療法知らないのにテキトーなことを教えて知らんぷりか

●娘が惚れたオオナムチを試す(いじめる?)スサノオ

⇒娘を取られたくない気持ち

●大国主命と少彦名命の根比べ

~ウンコしないで何日歩けるか、最後に大国主命がもらしてしまう

⇒力比べや知恵比べならわかるが、そんなアホみたいな根比べ(笑)

●国譲りは、神様同士の領土争い・神々も戦争をする

⇒人間が戦争しても神々は非難できない

まだありますが、この程度にしておきます。

「神様は全知全能で素晴らしいから帰依せよ」と言うのであれば、

偉大で素晴らしいことばかり神話に書くはずでしょう。

しかし実際には失敗・ミス・欠点が多く書かれています。

これはどういうことなのでしょう?

●神様は完璧でないから、人間も不完全でいい、完璧を目指すな

●未熟な神様を救ってくれる神様はいないから、自分で何とかするしかなかった

●神様は自分が成長することで忙しいから、人間もそれぞれがんばれ

●神様のような失敗をするな(人のふり見て我がふり直せ)

●失敗しても落ち込むな

●神は先人にすぎない、それに続いて社会と自分を発展させる役目が人間にある

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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