【わかりやすい風水】繁栄する良い氣の場所を定める方法

こんにちは、古神道と風水の研究家ヒデです。

今回は、風水の観点から都や貴族・大名の根拠地や神社の定め方について書きます。

本来の風水は、氣の良い場所を見つけるテクニックです。

都や貴族・大名の本拠地、神社・寺院の選定に使われました。

今は風水というと、家の中を変えて運気アップ~と思われがちです。

家の方位などにも注目し、これは家相などと言われます。

もともとは国家や一族が反映するよう、

氣の良い場所を探し出す手法でした。




1.根拠地の定め方

①天心十字法

都や本拠地を決めるときに、

氣を出す場所・パワースポット(龍穴といいます)を十字(直角)に結んで、

交点に都・根拠地を定める手法があります。

天心十字法と言います。

具体例をあげます。

②東京の場合

東京の場合、

東西軸が、日本一の霊峰富士山と鹿島神宮・香取神宮を結ぶ線。

南北軸が、日光の主たる山・最高峰の白根山と

房総半島の修験道の山である鹿野山と愛宕山を結ぶ線。

この南北線上には天皇陛下の勅使が使わされる皇室の崇敬高い、

大宮氷川神社もあります。

この両線がほぼ直角に交わるところに東京があります。

google地図を使用させていただいております。

いかがでしょう?

両直線がきれいに交わています。

東西の軸上には、

明治神宮・代々木八幡宮(知る人ぞ知る有名な神社)や赤坂御用邸があります。

小田急線がこの線に沿っており、

この線を知ったうえで沿線と小田急が反映するよう敷設したかもしれません。

③京都の場合

京都の平安京大内裏の大極殿(政治を行う最も重要な建物)や

京都御所も同じです。

東西の軸は、十文字山と嵐山を結ぶ線。

南北の軸は、

大極殿は船岡山と甘南備山(かんなびやま、京田辺市)を結ぶ線。

京都御所は鞍馬山と甘南備山を結ぶ線。

以下は地理院の地図を使わせていただいております。

良い地図です♪

船岡山は標高100メートルちょっとしかありません。

なぜこんな小さな山を?と思われがちです。

ところが、

国見といいますが、小高い山・丘に登って

都・国の状況を観る、安泰を祈る、ことが古代行われていました。

小さな山でも重要だったのです。

また船岡山の背後には貴船山という

標高700メートルの山が控えています。

貴船山の氣を受けて流すのが船岡山だったので、

小さな山でも構わないのです。

2.最強の風水

①四神相応

最強の風水と言われるのが、四神相応です。

下の4つの言葉、どこかで聞いたことありませんか?

●北または背後(玄武~げんぶ)  ⇒ 山

●東または左(青龍~せいりゅう) ⇒ 川

●南または正面(朱雀~すざく)  ⇒ 池・湖など

●西または右(白虎~びゃっこ)  ⇒ 道

いずれも四方を守る霊獣です。

玄武は亀と蛇。

玄武岩がとくに有名です。

青龍と白虎は、文字通り龍と虎ですが、

青龍刀や白虎隊でよく聞く名前です。

朱雀は、鳳凰のような鳥です。

朱雀を使う名称は、

平安京の平安宮(大内裏)の南門が朱雀門で、

南へまっすぐ伸びる大きな道が朱雀大路。

平安京の正面玄関、羅生門まで続きます。

これらを四方に配置している場所を都・本拠地にすると、

風水的に良い・恵まれる・運気がよくなる、とされます。

具体例を京都と東京で説明しています(下の③と④)。

これは日本風水の場合であり、

中国大陸や朝鮮半島の風水では、

四方とも山です。

盆地・やや内陸を好みます。

長安・洛陽・北京はみなそうです。

南京は長江や東シナ海に近く、

不思議なことに

ここに都をおいた王朝は短命か弱いことが多いです。

三国時代の呉、南北朝時代、南宋、明、孫文・蒋介石の中華民国。

②かんたんな陰陽五行用語

青龍・朱雀・白虎・玄武などの色は、陰陽五行(木火土金水)からきています。

名称をかんたんに説明します。

●東は太陽が昇り一日が始まる朝、成長の意味がある、

⇒すくすく成長する木で、色は青、季節は春

ここから青春(少年・青年期)という言葉が生まれました。

青龍はここからきています。

「青」と龍は天に向かって伸びる意味です。

●南は太陽が高く昼の活動的な意味

⇒パワーのある火で、色は赤・朱・紅、季節は夏

紅夏や盛夏という言葉になります。

朱雀は「朱」「赤」で天を飛ぶ鳥で太陽をイメージします。

●西は太陽が沈みクールダウンする、一日の集大成

⇒成果物の金、

中国大陸では西方に雪をいただく崑崙山があるので色は白、

季節は秋。

白秋という言葉ができました。

白虎は、地を駆け巡る動物の王者虎で強さ・豊かさを表しているようです。

●北は寒く暗く収穫も少ない

⇒雪や冷たさの水、色は黒(玄)、季節は冬

玄冬という言葉。

玄武は、水辺の亀と草陰にいる(暗い場所)蛇です。

③京都を四神相応で見る

四神相応の例に出されることが多いのが京都です。

●玄武は、船岡山(小さな山です)

●青龍は、鴨川(次の東京の荒川・利根川に比べたら小さな川です)

●朱雀は、巨椋池(今は干拓されてありませんが、水色の標高の低い部分です)

●白虎は、山陰道(山陽道そして東海道に比べると交通量は多くないです)

中国大陸や朝鮮半島の風水は、

四方(玄武から白虎まで)を山にとるので、

盆地である京都は理想通りです。

京都は西暦894年から1000年間首都であり続けました。

鎌倉時代や江戸時代、政治の中心は京都ではありませんでしたが、

権威や文化の中心地であり続けました。

今も昔も人の集まる反映する場所なのです。

④東京を四神相応で見る

東京で見てみます。

●玄武を、日光にとる(初代将軍家康を祀る)

●青龍は、利根川

●朱雀は、東京湾または太平洋

●白虎は、甲州街道

日本一の霊峰富士山を玄武に据えると

東京で見ると、地図を右90度回転します。

●玄武は富士山

●青龍は荒川

その外側には坂東太郎の異名を持つ利根川

●朱雀は東京湾

●白虎は東海道

です。

赤丸が江戸城・皇居です。

このように「向き」を変えてみることが重要です。

江戸城の大手門(城の正面玄関)は東向き。

江戸・東京は富士山の氣を背中から受けて、東向きに作ったのです。

3.氣の流れ

東京への氣の流れを表したのが次の図です。

東を下に向きを変えました。

こうすると氣の流れがわかりやすくなるからです。

●富士山~山梨県側から高尾山を経由して新宿あたりからの流れ

●富士山~丹沢山地を経由して世田谷あたりからの流れ

●秩父山地(日本で最も古い地層にあたる関東山地の中心部)から

池袋あたりを通る流れ

東京の有名神社をプロットしました。

ごらんの通り神社は山の上、崖の上に多いです。

富士山や秩父の氣が、

山地や台地にそって流れていき、盛り上がっている場所や崖で

氣が集まり噴き出します。

これを龍穴や単に穴と言ったりしますが、

そこに神社があります。

とくに氣が強い場所とされるのが、皇居です。

ここは横幅(南北)があります。

ここを取り囲むように、

北は湯島や神田の台地、その外側は上野の台地があります。

南は赤坂・愛宕、外側には品川神社の台地です。

このように取り囲む・保護する台地や山地がある場所は、

氣が非常に良いのです。

かつては江戸城。

築城した太田道灌やここを本拠地にした徳川家康は、

風水をよく理解していたのでしょう。

湯島や赤坂、高輪白金品川で築城しても良かったでしょうが、

江戸城を選んだからです。

江戸は江戸時代に100万人の人口を抱え、

ロンドンやパリ以上の大都市に成長しました。

多くの震災や大火事や戦争にあって焼け野原になっても、

見事に復活しています。

氣の良い場所にはこのような力があるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。