こんにちは、古神道研究家のヒデです。
前回の続きです。
子供向けの職業体験、キッザニアがありますが、
人生はそのような体験の場です。
一度きりの人生・100年で終わりになる短い人生だから、
何をしようか?どうしようか?です。
この記事の目次
1.肉体を持っているのは不便では?
私たちは、肉体をもって生まれてきました。
私たちの霊・魂が肉体という衣を着て生きている、
肉体というモビルスーツを操って活動している、
そんなイメージです。
肉体があること・物質界に生きていることは
足かせじゃない?不便じゃない?
と思われますが、どうなんでしょう。
①会いたい人にすぐ会えない
遠方だと、飛行機や新幹線や自動車を使って
会いに行くことになります。
時間やお金や体力も必要になります。
そこで
交通機関を整備したり、
格安や早く到着できる工夫がされます。
なお霊界(あの世)では、会いたいとすぐ目の前に相手が現れるそうです。
②衣食住を気にする
生存や快適さを求めて工夫するようになります。
衣~吸湿性の木綿布・暖かいウール・涼しい麻
食~農業・漁業や食品加工、料理、醸造
住~木材・建築・エアコン・テレビ
③お金を稼ぐ
生きていくために仕事をしてお金を稼がないといけません。
その過程で得られるもの・経験できるものがあります。
後にも書きますが、振り返ると良い経験したと思います。
④願い実現に時間がかかる
スリムな体になりたいと思っても、ダイエットに時間かかります。
筋肉モリモリになるのも同じです。
恋人に会いたいと思っても、
自分の肉体を恋人のいるところまで運ばないといけません。
家が欲しくても、不動産屋さがして土地用意して、
家をイメージして設計図書いて、
建築業者に頼んで建ててもらって、
ようやく家が出来上がります。
2.肉体があるから美味しさや達成感を味わえる
空腹感を感じることで、食べて美味しさ・喜びを感じます。
飲んで心地よい酔いも得ます。
運動してアドレナリン分泌。
今までできなかったことができるようになった喜びも。
~縄跳び・水泳・自転車・野球
挑戦して成功して達成感を味わえます。
~成績アップやジグソーパズル完成、演劇の発表会成功、
仕事のプロジェクト成功、など。
これが100年の寿命という期間限定の人生で味わえること
3.家族を作れる
あの世では「自分の子供」という観念はないでしょう。
自分の身体から生まれることは無いのですから。
肉体がないので成長することもありません。
だから以下の経験はできないのです。
●出産の苦しみ(男性は経験できません)
●泣き止まない赤ちゃん
●かわいい盛りの子供
●一緒に遊べる時期はわずか
●中学生になると反抗期
●勉強や受験や部活や友達関係や恋愛で悩む頃
●乗り越えて進学・就職
●結婚して子供(孫)ができた
●孫の世話が大変(汗)かも
4.病気を治す経験ができる
この世でしか体験できないことがあります。
①お金~貧乏を経験できる
貧乏だから勉強を頑張って授業料免除を勝ち取ります。
生活費を稼ぐためにアルバイトをしたことで、
こんな仕事もできるという自信や達成感を得られます。
お金が必要ない世界だと、こうならないでしょう。
②外見を気にすることができる
カッコよくなりたいと思うから、
服装や髪形、ふるまいを改善しようとします。
カッコイイ人の真似をする、ファッション誌を研究する、運動をする、
美容院に行く、エステに行く、など。
肉体や物質のない世界では必要のないことです。
③病気を経験できる
病気になったから回復しようとします。
健康や身体を大事にすることの大切さが身に染みます。
回復すれば、大病しても大丈夫という自信がつきます。
さらに他の病気の人に対しても「自分も治る」という勇気づけができます。
「あなたも大丈夫」と励ませます。
病気になる身体を持っていなかったら、このような体験はできません。
病気になったから嘆くのではなく受け入れて淡々と治療すればいいのです。
④障害を経験できる
米国のヘレン・ケラーさんは、
目が見えない・耳も聞こえない・しゃべることもできない、という三重苦でした。
不自由な自分の肉体を呪ったこともあったかもしれません。
しかし他の人と指を触れあって合図を出し
コミュニケーションをとったそうです。
大正時代の日本にも来て演説を行いました。
苦しみに負けずに朗らかに生きていく、
そんな経験をしたのです。
⑤「この世は苦しみ」どうとらえる?
釈尊は「この世は苦しみだ」と悟りました。
思い通りにならない苦しさばかりです。
苦しさに直面して、どうするのかに
いろいろな解釈があるでしょう。
「我慢して生きていこう」というのもその一つです。
「苦しみを克服して工夫しよう」もそうです。
5.思い通りにならなくても期間限定
平均寿命は80年と言いますが、100年もたてば、
築いた財産・お金も、カッコ良い肉体も、病気も、人間関係も、
苦しみ(病気・人間関係・お金)も
みんな取り上げられます。
このままでいいと思っていても
なくなればいいなと思っていても
すべてなくなるのです!
あの世に持っていけません・引き継がれません。
「生きてた頃は大金持ちだったんだ」と言っても
「昔のことがどうした」「だから何?」です。
大金持ちになるスキルを持っていても
あの世では活用できません。
その次に生まれてくるときには世の中が変わってるし
スキルはまっさらになって赤ちゃんで生まれてくるので、
何の役にも立ちません。
逆に貧乏な中、
「働くのは楽しいと感じた」
「自分には無理と思っていた肉体労働もできた」
「なんでも挑戦し一心不乱にやればできると思った」
なら、あの世そして次生まれてくるときに
挑戦心ある性格・新しいことにおびえない才能で生まれるでしょう。
だから「何をしたか」ではなく
「何を感じたか・何を思ったか・何が得られたか」が重要です。
あの世に持っていけるのは、感情・思いだけです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。