こんにちは、古神道研究家のヒデです。
私もそうですが、近代人・現代人は考えれば知る・わかると思いがちです。
それも大事ですが、違うアプローチも必要なので、
それについて書きました。
この記事の目次
1.己を知るには、まわりを知ることで
「己を知る」という言葉があります。
自分の強みや弱み、置かれている状況を知ることで、
すべきこと・自分の活かし方・どこまでやれるか、
がわかるという意味です。
性格診断、過去の出来事・履歴などを元に分析する、
などで己を知ることが多いようです。
しかし自分以外のことから知ることもできます。
①人の性格から自分に気づくことも
父母・兄弟・祖父母を知ることで、
自分の性格・特徴を知ることができます。
たとえば
あなたが「父の頑固なところが嫌だ」と言っても、
その遺伝子をあなたも受け継いでいます。
あなたも頑固なのです。
自分には頑固さがないと思い込んでいます。
あなたの頑固な部分を、あなたは嫌っています。
しかしそれを認めたくない…
だから父の頑固さを嫌う形で、頑固さを排除しようとします。
血縁者を例に出しましたが、
赤の他人でも同様です。
②湧いてきた感情も自分を知るヒント
「嫌い」「不快」などの感情は、
自分の中から消し去りたいものを、
他人が行ったときに出てくるので、
自分にもそういう点があると知ることができます。
新人の時に「これぐらいできないとダメだ」と言われると、
ダメと評価されることへの恐怖が芽生えます。
「これぐらいできない」人を見ると、
「ダメな人」と思ったり不快や時には怒りが生じたりします。
もし恐怖がなかったらできない人を見ても
「できないのは仕方がないよね~」
で終わるかもしれません。
昔から「人のふり見て我がふり直せ」
といいます。
反省を促す時に使われることが多いようです。
これも、他人で自分を知ることができるということです。
③自分が周りをつくっている
当然ですが、自分で自分の顔は見えません。
しかし
私が怒っていれば、相手も怒ってきます。
私が緊張していれば、相手も緊張してきます。
私が笑顔なら、相手も表情が緩んできます。
表情だけでなく、態度や言葉によっても、相手が変わってきます。
これが「鏡の法則」です。
「みんな私につらく当たってくる」という人がいますが、
普段の言動を見ると、その人も周りの人につらく当たっています。
それに気が付いていない、
または気が付いても長年の習慣・癖で、直さない・直せないようです。
鏡の法則で、つらく当たられている周りの人が、
無意識的または意識的に、その人につらく当たっているのです。
このように自分が周りの状況を作り上げているのです。
④まわりが自分を作っている
逆に周りが人間を作り上げています。
その人の知識やスキル、経験値も周りからきています。
それだけでなく、性格もです。
持って生まれた先天的な性格と
まわりの影響で出来た後天的な性格が
半々と言われています。
子供の頃は先天的な性格が大半ですが、
長く生きていくにつれて周りの人・社会の影響を受けていくので、
後天的な性格が大きな割合を占めるようになります。
私ももともと人見知りな性格でしたが、
初対面の人に話しかけたりセミナーやったりするのに、
あまり抵抗は感じなくなりました。
これも後天的な性格です。
まわりに社交的な人が多ければ、社交的な人になります。
アウトドアが好きな人がいれば、自然とアウトドア志向になります。
「その人を知りたければ、周りにいる人(つきあっている友達)を見ろ」
と言われるのは、そのためです。
余談ですが、
「自分」という言葉自体が、「自然の分身」からきています。
自分という表現は自然の一部だということです。
自然から生まれて、期限が来れば死んで自然に帰っていきます。
自然の素材、米・野菜・肉・魚を食べて身体を作ります。
物質を出し入れするという循環の中で生きているのです。
循環が少なくなって死を迎えます。
2.無念無想~考えればいいわけでない
武道で、無念無想という考えがあります。
文字通り訳すと「何も考えない」ということです。
「そんなことをしたら、敵にやられてしまう!」
と心配になります。
しかし単に「ボーとする」ということではありません。
「敵はこのように攻撃してくるのではないか」とあらかじめ予測していたら、
それと違う動きをして来たら慌てるし、防御・対処できない恐れがあります。
だからどんなことにも対処できるよう、
「こうくるだろう」と決めつけない、
「こうしよう」とこだわらない、ということなのです。
臨機応変・柔軟な対応ができるように鍛錬します。
私の例では、
明治神宮さまで参拝ツアーを企画しました。
facebookで告知したのですが、
友達しか申し込んでこないだろうと思い込んでいました。
ところがまだあったことなない方、もちろん友達でない方が
10名申し込んでくれました。
思ってもいなかった結果に、
「とにかくアップすれば、割と見てくれている人がいて、
初対面でも申し込んでくれるんだ」
と新たな気づきになりました。
「とにかくやってみよう、気になったことをやってみよう、
めぐってきたチャンスをまずやってみる、
それで運が開ける」
と言いますが、本当にそうだと思います。
また「こうでないとダメだ」という思いがあると現状を不満に感じます。
「まだまだ自分はダメだな~」と自信喪失・モチベーションダウンにもなります。
そのため、そのような考えもしないのが良いでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
幸せな大人婚カウンセラーの妻、小林朋子のブログです。
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