こんにちは、古神道の研究家ヒデです。
遠い昔に作られた文字、神代文字の一つ、龍体文字を紹介します。
この記事の目次
１．漢字より前に文字があった？
神代(じんだい)文字とは、日本神話に出てくる神々の時代、
つまり２０００年以上前の時代に使われていたとされる文字です。
３３００年前のホツマ文字
５５００年前のカタカムナ文字
ホメミ文字や龍体文字など
３０種類ほどあると言われています。
古代のスメラミコト(天皇)は超能力者でもあったようです。
宇宙のエネルギーが形に集まることを知っていて、
日本語４８音の神代文字を作りました。
文字は伝達するだけでなく、
病気の予防や治療、願望実現に使われていたと言われています。
「言霊(ことだま)」といいますが、
言葉に霊的な力が宿っていると信じられています。
文字にもパワーがあります。
２．龍体文字とは何？
今回取り上げる龍体文字は
５６００年前にウマシアシカビヒコジという神様が作ったと言われています。
『古事記』のはじめの方に出てくる神様で、
生命力や素粒子の神格化と考えられています。
痛みがある時患部に直接油性マジックで
龍体文字の「きに」を書いたところ、
痛みが取れた・和らいだという話があります。
妻も夜眠れないぐらいの皮膚のかゆみがあったときに
龍体文字を書いた紙をシーツの下に敷いたところ
かゆみが無くなってぐっすり眠れるようになりました。
何週間もリラックスできているそうで、パワーがすごいなと思います。
龍体文字はこれです。
右上から右下に
とほかみゑひため
あいふへもをすし
やまはらきにちり
ぬうむくえてねせ
こけおれよろその
ゆんつるゐさなわ
３．フトマニ
日本語の４８文字を円形に配置したのが「フトマニ」です。
豊受(トヨウケ)大神、伊勢神宮外宮のご祭神ですが、
イザナギ命とイザナミ命に授けたものとされます。
一文字一文字が神であり、４８の神々が鎮座している状態です。
占いに使われたそうです。
①カムロギ・カムロミ
一番真ん中の円は脳下垂体や女性の子宮と卵巣と言われています。
左右に渦巻がありますが、
向かって右はカムロギ、左はカムロミです。
祝詞に良く出てくる名称ですが、陰陽・男女を意味します。
ホツマツタエに「東はキ(木)、西はミ(実)」とあり、
東に男性、西に女性です。
②トホカミヱヒタメ
その外側二番目の円は
「とほかみゑひため」です。
三種(さんしゅ／みくさ)の祓というパワフルな祝詞です。
前述の文字を見ながらフトマニをなぞると、
八芒星になっていることがわかります。
下の画像の左側を参照。
③アイフヘモヲスシ
また外側三番目の円は
「あいふへもをすし」です。
あわ歌という祝詞があります。
…
あかはなま いきひにみうく
ふぬむえけ へねめおこほの
もとろそよ をてれせゑつる
すゆんちり しゐたらさやわ
…
「あ」で始まり「わ」で終わるので「あわ」歌ですが、
五七調の冒頭の「あ」「い」「ふ」などをつなぐと
「あいふへもをすし」になります。
つまりあわ歌の短縮・簡略版で、あわ歌を唱えたことになります。
「あ」は天・父、「わ」は地・母を意味するとも。
五穀豊穣や心身を美しく健やかにすると言われています。
「とほかみゑひため」のように指でなぞっていくと
今度は逆向きの八芒星になっています。
④二文字の組み合わせ
さらに外側は二文字ずつ縦に並んでいます。
「やま」「はら」「きに」「ちり」
「ぬう」「むく」「えて」「ねせ」
「こけ」「おれ」「よろ」「その」
「ゆん」「つる」「ゐさ」「なわ」
です。
それぞれ意味・パワーがありますが、別の記事で書きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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