こんにちは、古神道研究家のヒデです。
あれもこれも出来たらいいなあ」と思いがちです。
しかし出来ないことも才能・能力だと考えられます。
例えば、速く走ることが出来ない(苦手な)ので、
運動会のかけっこではいつもビリになっているとします。
その子のおかげで、他の子はビリにならずにすむのです。
もし練習して走るのが速くなったら、今までビリから2番目だった子がビリになってしまい、
がっかり落ち込んでしまうかもしれません。
逆に走るのが速い子は、勉強がまったく出来なくても、運動会では人気者になれます。
その子より速くなったら、その子の立場が無くなります。
絵の上手な子は、絵で注目されます。
自分が絵がヘタだからと、一生懸命絵を練習して上手くなろうと張り合わなくていいのです。
それぞれの得意なことで活躍すればよく、苦手なことでがっくりする必要はないのです。
あれもこれも出来るとして、それで活躍したらどうなるでしょう?
周りから「すごいね!」と言われるかもしれませんが、嫉妬もされます。
足を引っ張られたり、悪口言われたり、根も葉もないうわさをたてられたり。
それよりは他の人にその得意な分野を任せ活躍してもらうことで、
自分もその人もハッピーになることが出来るのです。
ただ出来るのに出来ないふりをするのは、無理があり不自然です。
「あいつ本当は出来るのに、出来ないふりをしていた」と悪評が立つのも嫌です。
それなら最初から出来ない方がよいのです。
才能・能力というと、「出来ること」ばかり考えがちですが、
「出来なくて、苦手で、嫌なので、力を注がなくていいこと」も
含めていいのではないでしょうか。
あれもこれも出来てしまったら、自分でやってしまいがちなので、
忙しくて疲れるし、趣味の時間や家族友人と過ごす時間が無くなってしまいます。
上司からの頼まれごとも増えてしまいます。
自分の時間を守るためにも、出来ないことは必要だと思います。
これとのつながりで、頼ること・任せることが出来るのも才能・能力です。
なお、変り者であることも才能・能力です。
他の人と違った視点・発想が出来るからです。
アイデアマンになれます。
マニア・おたくであることも、集中力・知識の面で才能・能力です。
専門家・プロフェッショナルなのです。
「早く成功しないと」など焦っていると失敗しがちです。
単にミスを連発するから、と言うことではありません。
それは心の奥底で
「今の努力量・スキルじゃ足りない」
「うまくいかないんじゃないか」
と思っているからです。
このような欠乏感を持っているとうまくいかないのです。
なぜなら
「努力が足りない」
→ 結果出ないのは当然・仕方ないと感じているので、最初から全力を出さなくなる
「スキルが足りない」
→ 学ぼうという意欲に結び付くものの、行動しようという意欲にはいかない
「やっても、無理だろうな」
「うまくいかないんじゃないか」
→ 最初からあきらめている・ブレーキをかけながら行動・「恥かきたくない」が強い
「お金が足りない」
→ 「無理だろうな」「結果でないだろうな」と本気でやらない
「人脈が無い」
→ 同上
「思いは現実化する」の言葉がありますが、その通りになります。
「自分が相手のお金・時間を奪っているんじゃないか」
「自分には価値が無いんじゃないか」
という欠乏感も集客をちゅうちょすることになります。
欠乏感を気にしない、あるいは他の考え・思いによって欠乏感を上回ることで解決します。
たとえば当初のコーチングを始めたとして、それをやろうとした動機が
「分け与えたい」「クライアントさんと一緒に成長したい」があったと思いますが、
それを忘れてしまっているのです。
だとしたら、その動機からスタートすると自然とセールス出来るようになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。