こんにちは、古神道の研究家ヒデです。
息(いき)は生(いき)や活(いき)に通じます。
呼吸は免疫を高めたり心を落ち着かせたりなど、
精神面・肉体面に効果があります。
神道の呼吸法を紹介します。
息長(おきなが)という古来から伝わる呼吸法です。
普通の呼吸は1分間に17・18回行います。
つまり3秒ごとに呼吸を繰り返しています。
息長は短くても40秒、
つまり2分間に3回のみの呼吸です。
長いのだと1分をこえます。
「呼」は息を吐くことです。
「吸」はその次です。
出すことが先なのです。
「出納」や「出入口」、「出し入れ」など。
スーパーやコンビニで品物を陳列するときも、
古い(賞味期限が近い)ものを前に置くために、
先に出してから新しいものを奥に置いて、
それから古いものをその手前に置きます。
このように出してから入れるのです。
息も出してから入れます。
深呼吸は「大きく息を吸って~吐いて~」とやります。
しかし肺の中にすでに空気が入っていては、
なかなか空気が肺に入っていきません。
先に空気を出す・出し切ることが必要なのです。
息長呼吸では、
●お腹をへこませて、細く長く空気を吐きだします。
●姿勢は背筋を伸ばしたままで、前かがみにならないようにします。
●口先に薄い紙を下げても揺れないほどに、静かに息を吐きます。
●息を止めずに流れるように息を吐きます。
このように行うだけでシンプルです。
この呼吸法の効果は
●お腹をへこませるので腹筋がつく
●内臓脂肪が減る
●内臓を刺激するので血行や機能が良くなる
●横隔膜の運動になる
●肺の奥の古い空気を吐き出して新しい空気と入れ替えられる
●肺を大きくへこませるので、肺の機能アップになる
●呼吸に専念するので雑念が消える
●怒りや悲しみなどでこの呼吸を行い、感情の高ぶりをコントロールできる
●不安や焦り、怖れなどから落ち着くことができる
などです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。