こんにちは、古神道研究家のヒデです。
今回はどんな神社に参拝したらいいか、参拝して願いをかなえるやり方について書きます。
この記事の目次
1.どんな神社に行くのがいいのか?
①ご利益別神社リストがありますが…
どの神社に行くのが良いか?
よく聞かれることで、これについて書かれている本も多いです。
たとえば
●金運~銭洗弁財天(神奈川県鎌倉市)
●商売繁盛~全国のお稲荷さん、鷲神社・大鳥神社、花園神社(東京都新宿区)、
恵比寿さんの神社など多数
●恋愛・縁結び~出雲大社・八重垣神社(島根県)、大宮氷川神社(埼玉県)、
など、たくさんあります。
その中でもどの神社に行った方がいいのか?
どんな基準で選べばいいのか?
で迷いませんか。
②願いのかなった人たちが多い神社へ
結論を先に書くと、
願いのかなった人たち、あるいはかなった状態になっている人たち、
が多く行く場所に行った方が良いです。
③恋愛運の神社
たとえば恋愛だと神奈川県の江島神社。
湘南という場所もあってか、カップルや家族連れが多いです。
恋愛と結婚・出産がかなった人が多く来ます。
こういう場所に来ると、
「自分もこうなれる(恋人ができる・結婚できる・家族ができる)」
という意識を持ちやすくなります。
神社・ご祭神のパワーに加えて、
こういう人たちの発するパワーも集まっています。
だから江島神社は良いのです。
他には
●伊豆山神社(静岡県熱海市)~源頼朝と北条政子が結ばれた
●氷川神社(埼玉県の大宮や川越市など多数)
~ヤマタノオロチから救われ
スサノオ命の妃になれた(玉の輿婚)クシイナダ姫命
●東京大神宮(東京都千代田区)
~日本で初めて神前式結婚式が執り行われた
も挙げられます。
多くの婚活者が訪れ、結婚式も行われて、幸せパワーで満ちています。
だからこのような神社は縁結び・恋愛運の神社として紹介されているのです。
このように他人の成功パワーに触れる・おすそ分けをいただくという基準で、
神社を選ぶのが良いでしょう。
④金運・商売運の神社
金運・商売繁盛だと、たとえばお稲荷さん。
願いがかなうと、鳥居を奉納するので鳥居の数がたくさんです。
京都の伏見稲荷大社はとくに有名です。
鳥居の数は一万!
それだけたくさんの方の感謝の思い・成功体験がその神社にこもっています。
そのような神社に参拝すると、それらのパワーもいただけるのです。
そのような神社もおすすめです。
2.参拝の仕方はどうすればいい?
①正式参拝って敷居が高いんだけど?
参拝方法も、大きく2つあります。
●略式参拝
~社頭(社殿の前…賽銭箱の前)で参拝する、多くの方が行う通常の参拝
●正式参拝(昇殿参拝)
~社殿の中に上がって神職が祝詞を奏上して行う
があります。
どちらが良いか(神様に思いが伝わりやすいか)といえば、
もちろん後者の正式参拝です。
というのは…
略式参拝では、玄関先の外で簡単に祈りをささげるだけです。
その間10秒から長い人で3分、祝詞まで唱えるともっと長くなりますが。
正式参拝では、靴を脱いで神様のそばまで行って、
取次役である神職(祈りのプロ)から、願意を祝詞にしてもらい
丁寧に奏上してもらいます。
神様への通じ方も違うし、参拝者の気持ち・すがすがしさも全然違います。
私たちの気持ちも一新するので、正式参拝をお勧めします。
やり方がわからなくても、神職さんなどが教えてくれます。
私も以下の動画で解説しているので、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=KUpohlT0FTI&t=36s
料金(初穂料や玉串代と言います)は五千円からという神社が多いですが、
一万円以上の神社もあるので、調べてから行くとよいでしょう。
②真剣なら作法通りの参拝をする
気持ちを込めて、しっかり作法に沿った参拝をします。
中途半端ではいけません。
二礼二拍手一礼または二拝二拍手一拝ですが、
礼または拝は、深々とお辞儀することです。
ところが、頭を少しだけ(15°~30°程度)下げる(傾ける?)
人が多いです。
神様にとって、その人は真剣だと感じないでしょう。
参道をしずしずと歩き、手水も作法にのっとります。
深々とお辞儀し、厳粛に柏手を打ち鳴らします。
真剣であることが大事です。
作法を全く知らないのならともかく、
知っているのに作法すらしっかり行わないものを
神さまは応援しようと思うでしょうか。
参拝方法について動画で解説してあります。
https://www.youtube.com/watch?v=POTgYLvWDO4&t=110s
③お賽銭はいくらにすればいい?
お賽銭もいろいろな見解があります。
●「ご縁がありますように」と五円がいい
●「神様はお金は必要ない」からお賽銭はいらない
●神社の運営(社殿の修復・祭祀)のためにまとまったお金を差し上げるべき
●お賽銭は五百円以上
●産土様・氏神様など、お賽銭は千円以上
●お賽銭はいらないが、ご祈祷でお金を寄付する(正式参拝すること)
など。
どれでもよいと思います。
正月は初詣客が多いのですが、
仮に参拝者一人ずつ5円で1000人参拝したら、
お賽銭額は5000円にしかなりません。
神社では事故がないように警備員を雇ったりします。
正月なので割り増し時給ですが、仮に時給1000円として
7時間警備したとすると一人7000円かかります。
収入(お賽銭)5000円に対して、支出(警備)7000円では、赤字です!
神社の運営に役立つよう、私は普段から多少お金を寄付しております。
そのため、私は氏神様は1000円以上、ご縁のある神社は五百円または百円
などとしております。
3.私たちが努力しないとかなわない
こういうことをおっしゃる方がいました。
縁結びで有名な某神社に参拝したのに、
恋人ができないという女性です。
よくよく話を聞くと、
●1回参拝したきり(略式参拝)
●合コンやパーティに参加せず、紹介所やネットのつながりもしていない
とのことでした。
…
これでうまくいくでしょうか?
神様がすべてお膳立てしてくれて、
恋人を作ってくれると思っているのでしょうか?
そんなことはありません。
神様には当然ですが肉体がないので、
肉体的物質的な行動は人間が行うのです。
たとえば合コンに参加したり、自己紹介の内容を考えたり。
ファッションや話し方を変えたり。
勇気を振り絞って声をかけてみたり。
神様が行うのは、見守って後押ししてくれたり、
恋人候補を引き寄せたり。
目の前に恋人候補が現れても、
「条件に合わない」「嫌だ」と言ったらそれっきりです。
神様とはいえ無理に恋人にさせることはできません。
神様は「相性が合いそうな男女なんだがなあ…」と思って引き合わせても、
女性の側が
「私は年収600万円以上が希望で、この条件に合わないので」
といったらそれで終わりです。
4.道を切り開くのは、神様ではなくあなた
神社のご神体には鏡が置かれていることが多いです。
鏡ですから、神様に参拝しようと見ると、移るのは自分の姿。
つまり「神様はあなたなんですよ、あなたが道を切り開くんですよ」
ということなのです。
神道は、遠いご先祖を神、多大な貢献をされたご先祖も神として祀るので
私たちは神の末裔(まつえい)、つまり神ととらえます。
鷹の子は鷹、カエルの子はカエルと同じく、
神の子・神の子孫はやはり神なのです。
だから私たちも神様ととらえるのです。
「神と人は同じ」神人合一といいますが、これが神道です。
「神(ゴッド・エホバ・アラー)と人は全く別」ととらえる
一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)と違います。
願いをかなえる主役はあなた。
だから参拝・祈願とは、神様への決意表明であり、
神様にはご加護・応援をお願いすることなのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
幸せ大人婚カウンセラーの妻、小林朋子のブログです。
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